2014年07月26日
天竜材に会いに行ってきました
先週は、山から下りて静岡のお街に行ってきました。
山主さんにとっては育てた木が、林業従事者にとっては丸太が
製材業者にとっては材木が商品なのですが、
それは、材料であって、完成品ではありません。
というわけで、今回は天竜林業研究会さん主宰の
天竜材が使われている建物の見学会に行ってきました
天竜材が使われている建物の見学会に行ってきました
午前中は、静岡ガス本社ビル「エネリア」にお邪魔しました。
こちらはメインエネルギーの天然ガスで発電するだけでなく、
太陽光でも発電、
太陽光でも発電、
太陽熱は空調と給湯に。(↓管の中の水は80℃以上に!)
一年中一定な地中熱で空調に使う空気を夏は冷たく、冬は温め、
自然の風で換気をするというとってもエコな建物です。
ガラス張りの4面採光オフィスで照明に使う電気も節約しています。
ガラス張りの4面採光オフィスで照明に使う電気も節約しています。
そして、どこに天竜の木が使われているかと言うと、
夏の西日をさえぎるためのルーバー 天竜桧です。
「ガラスにコンクリートでは冷たい印象になってしまうから」と木のぬくもりを求め、
「せっかくだから地元の木を」と県産材を取り入れてくれたのだそうです。
屋外なので、低分子フェノール樹脂を加圧注入して
割れや腐り、退色を防ぐ加工がされています。
割れや腐り、退色を防ぐ加工がされています。
2階には屋上庭園があり、東海地震を想定した制震構造やインフラ復旧の備え、
イベントスペースにもなるガーデンテラスを作り地域に溶け込むなど
イベントスペースにもなるガーデンテラスを作り地域に溶け込むなど
願いと工夫が詰まった建物でした。
午後は建設中の草薙新体育館へ。
残念ながら建設中の写真の掲載がNGでしたので、外観だけ。
残念ながら建設中の写真の掲載がNGでしたので、外観だけ。
強度の高い天竜杉だからできる今までにない集成材の大型建築物です。
TENKOMORIのきこりメンバーが働く現場からも木が提供され、
製材の仕事をするメンバーは丸太を1本1本強度のチェックをするなど
天竜の林業関係者が総力を挙げて取り組んだお仕事です。
「ムリなんじゃないか?」と言われるなど、限界に挑戦するような設計とのことで
材料の調達から施工まで、それぞれ高い技術を要求されるのだそうです。
製品基準に達しなくて、はねられる丸太の多さに「厳しすぎるのでは・・・。」
天竜の林業関係者が総力を挙げて取り組んだお仕事です。
「ムリなんじゃないか?」と言われるなど、限界に挑戦するような設計とのことで
材料の調達から施工まで、それぞれ高い技術を要求されるのだそうです。
製品基準に達しなくて、はねられる丸太の多さに「厳しすぎるのでは・・・。」
と思うこともありましたが、今回のお話を聞いて納得がいきました。
すごい建物なんですね~
私たちが頑張って納めた天竜杉が集成材に加工され、
設計事務所や建築会社の方々が暑い現場で働いて、
どんどん形になっていくところを見ていると、
タスキをつなぐ駅伝のようで、感慨深かったです。
この体育館は来年4月に完成予定です。
私たちが頑張って納めた天竜杉が集成材に加工され、
設計事務所や建築会社の方々が暑い現場で働いて、
どんどん形になっていくところを見ていると、
タスキをつなぐ駅伝のようで、感慨深かったです。
この体育館は来年4月に完成予定です。
外観からは想像できないほど木がたくさん使われています。
極上の天竜杉ですから、「こんなに綺麗な集成材は見たことがない」と
評判なのだそうですよ
完成したら、みなさんもぜひご覧くださいね~
みんなでぞろぞろ移動するのは社会見学のようで、
久しぶりの遠足に浮かれまくりのヤマダでした
極上の天竜杉ですから、「こんなに綺麗な集成材は見たことがない」と
評判なのだそうですよ
完成したら、みなさんもぜひご覧くださいね~
みんなでぞろぞろ移動するのは社会見学のようで、
久しぶりの遠足に浮かれまくりのヤマダでした
一番ツボにはまったのは、これ
エネリアのトイレの表示がかわいかったです
Posted by TENKOMORI at 21:31│Comments(0)
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